いまいさんに聞く!
おいしい漬け魚の焼き方

焼く前の事前準備

  • POINT 1 冷蔵庫に入れて自然解凍します。
    お急ぎの場合は漬け魚を冷凍状態のパックのまま水につけます。約20分ほどで解凍されます。
  • POINT 2切り身に付いている調味料は落とさずそのままで。塩味を気にされる方はキッチンペーパーなどで 軽く拭き取ってください。

味噌などの調味料は落とさずそのままがおすすめです!塩味を気にされる方は軽く拭き取ってください。

いまいさん

株式会社丸加水産の漬け魚を40年近くに渡って携わり、今も最前線で漬け魚を広げている伝道師です。美味しいものや、お酒に目がなく、食の探求心が強いので、常に食の情報をキャッチし、自分の目と口で確認しています。また、漬け魚のアレンジレシピも数多く持っており、キャンプ好きでもあるので、外で焼く漬け魚もお手のもの。魚はもちろんのこと、食に関しても幅広い知識を持つスペシャリストです。

魚焼きグリルで焼く場合

  • POINT 1 グリルの形に沿ってアルミホイルを敷くと
    身も脂も落ちず美味しく焼けます。
  • POINT 2 キッチンペーパーなどを使い、アルミホイルに薄く油を塗ると身がくっつきにくくなります。

両面焼きグリルの場合、弱火でじっくりと8~9分くらい焼き上げます。
片焼きグリルの場合、弱火で6分ほど身を上にして焼きます。表面にちょっと焦げ目がついたらひっくり返してさらに3~4分ほど焼きましょう。身を焼いた半分程度の時間で皮を焼くのがベストです。
時間は目安ですので、枚数や火力によって調整をしてください。
また、ある程度火が通ったら、身が薄い部分にアルミホイルを乗せることで焼き過ぎを防止してくれます。

焼き加減の目安は、お箸がささるかどうか!火が通った魚にはお箸がスッと刺さりますが、生魚はお箸が刺さりません。焼き加減の目安のひとつになりますね。

フライパンで焼く場合

  • POINT 1 柔らかく身割れしやすい魚はフライパンがオススメです
  • POINT 2 市販の魚焼き用のホイルシートやクッキングシートを敷けば油は不要です。

中火から弱火で片面を4分ほど、裏返してさらに5分ほど焼きます。
裏返すときはシートごと持ち上げ、箸やトングで支えるように返すことで身割れを防ぎやすくなります。
加熱時間は目安ですので、枚数や火力によって調整をしてください。

同じ魚でも、火の通し方で食感や味が変わります!お好みの食べ方を見つけるのも楽しいですね。

アレンジレシピ

丸加の粕漬けは主張が強すぎないため、どんな調理方法でも味がなじみます。
今回は「粕漬けのパン粉焼き」をご紹介!ほんのり酒粕の甘味が口の中に広がります。

同じ魚でも、火の通し方で食感や味が変わります!お好みの食べ方を見つけるのも楽しいですね。

魚の粕漬け パン粉焼き(2人分)の作り方

  • 白身魚の粕漬け(メヌキがおすすめです) 2切れ
  • 油 大さじ2
  • バター ひとかけ
  • パン粉 適量
  1. 酒粕を少し落とす(全部落としてしまうとパン粉が付きにくくなります)
  2. 魚の両面にパン粉をまぶし、しっかりと魚に付ける。
  3. 温めたフライパンに油を入れ、中火で両面に軽く焦げ目がつくまで焼き、お皿に盛りつける。